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2018年 > 6月度の観察記録
6月度の観察記録
2018年6月度の観察記録です。

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平成30年6月10日(日)9:30〜12:40

作成:田畑恭子 監修:瀧川正子
写真協力:伊藤義人氏
参加者:大人16名,子ども6名 天気:くもり

台風5号の接近が梅雨前線を刺激して、午前中から雨模様との予報が出ていました。長傘を手に歩く参加者が目立ちましたが、結局雨には降られることなく、畑でも田んぼでも大勢の人が作業に精を出していました。生きものの活動盛んな季節を体感する観察会となりました。

里山の家での持ち込み観察項目:
シラーカンパニュラータ,オキザリス,ヒガンバナ(以上球根),サトウニシキについたウメチビタマムシ,ツバキシギゾウムシ, イボタノキとイボタガの幼虫,アキニレの虫こぶ,コガネムシ,フジの実,カエンボクの実,スターフルーツの花と実,ナワシロイチゴ,エノキほか最近所属の科が変更になった植物

マサキがたくさん花をつけて、つぼみを膨らませていました。水辺で交尾中のカノコガオオシオカラトンボのメスを見つけました。トンボは羽化したばかりのようでした。

マサキ(名古屋平和公園) カノコガ(名古屋平和公園) オオシオカラトンボ(名古屋平和公園)
マサキ カノコガ オオシオカラトンボ(メス)

アカメガシワの花の匂いを嗅ぐとやさしく香りました。ショウブの花が咲き、葉にはツマキホソハマキモドキがとまっていました。よく飛ぶガですが、交尾中のためかカメラを向けてもあまり動かず、写真を撮っている間に落ちて見失ってしまいました。

アカメガシワ(名古屋平和公園) ショウブ(名古屋平和公園) ツマキホソハマキモドキ(名古屋平和公園)
アカメガシワ ショウブ ツマキホソハマキモドキ

ヨツボシホソバも観察できました。メスの翅に4つの黒点があってこの名前がついていますが、これはオスでした。掲示板の横にカタツムリの糞が積もるように重なっており、すぐそばにイセノナミマイマイがいました。熟したスモモの実を食べてみると「思ったほど甘くない」「美味しい」などの感想が出ました。

ヨツボシホソバ(名古屋平和公園) カタツムリの糞(名古屋平和公園) 熟したスモモ(名古屋平和公園)
ヨツボシホソバ(オス) カタツムリの糞 熟したスモモ

ツバキにチャドクガの幼虫がついていて、毒毛があるので触らないよう注意がありました。触るとかなり痛いそうですが、五感を使った観察を試す参加者はいませんでした。オオウラジロにはカメノコハムシの仲間の幼虫がいて、脱皮殻やフンを背負っていると紹介されました。オニグモの仲間も見つけました。

チャドクガの幼虫(名古屋平和公園) カメノコハムシの仲間の幼虫(名古屋平和公園) オニグモの仲間(名古屋平和公園)
チャドクガの幼虫 カメノコハムシの仲間の幼虫 オニグモの仲間

畑の脇でロウバイを観察しました。早春の自然観察会で花を観察する常連ですが、この日は黄色く色づいた偽果(ぎか)が目立ちました。葉の表面は固くザラザラしていました。アキニレの樹液にコムラサキが3頭来ていました。幹の割れ目に潜り込んでいる甲虫を引っ張り出すとノコギリクワガタのメスでした。子どもたちははしゃいだ声を上げていました。クロスズメバチも飛んでいて、刺激しないよう注意が促されました。

ロウバイの偽果(名古屋平和公園) アキニレの樹液に集まった昆虫(名古屋平和公園) ノコギリクワガタ(名古屋平和公園)
ロウバイの偽果
アキニレの樹液に集まった昆虫 ノコギリクワガタ(メス)

子ども連れの参加者がオジロアシナガゾウムシを見つけました。別名パンダゾウムシと紹介されました。
ススキにスジベニコケガがとまっていました。あたりにはヒメジオンがたくさん咲いていました。水路の脇の湿った地面でたくさんのニホンアカガエルの幼体を見つけました。体色に個体差があるのがわかりました。

オジロアシナガゾウムシ(名古屋平和公園) スジベニコケガ(名古屋平和公園) ニホンアカガエル(名古屋平和公園)
オジロアシナガゾウムシ スジベニコケガ ニホンアカガエル

側溝に落ちて干からびているミミズにアリがたかっていました。カエルも落ちてなかなか這い上がれずにいたので助け上げました。生きものに配慮して傾斜をつけた側溝があることが紹介されました。すぐ近くの芝生では可憐な姿でネジバナの花が咲き始めていました。ねじる向きは右巻き左巻きの両方があるそうです。
地面に大きな糞がいくつも落ちているのを見て、上のアベマキにヤママユがいるのではないかということになり、少し探すとすぐ目の高さに大きな終齢幼虫を見つけることができました。

側溝に落ちたミミズ(名古屋平和公園) ネジバナ(名古屋平和公園) ヤママユの幼虫(名古屋平和公園)
側溝に落ちたミミズ ネジバナ ヤママユの幼虫

スイカズラにつくアサマイチモンジの幼虫を見に行きました。足元のギシギシではカシワマイマイが蛹になっていました。コナラやアベマキで育ち、蛹になる時は食草を離れ安全な場所へ移動するとのことですがそれにしてはこの個体は不安定な場所で蛹になっているとの意見が出ました。帰り道でカエル好きの中学生がヌマガエルを捕らえました。里山の家は大勢の人で入れず、作業棟の軒下で振り返りを行いました。

アサマイチモンジの幼虫(名古屋平和公園) カシワマイマイの蛹(名古屋平和公園) ヌマガエル(名古屋平和公園)
アサマイチモンジの幼虫 カシワマイマイの蛹 ヌマガエル

平和公園での観察項目:
倉庫の屋根のハルジオン,里山の家の屋根のチガヤ,マサキ,クワ,カノコガ,オオシオカラトンボ,アカメガシワ,エノキの虫こぶ,ヨツボシホソバ,ショウブ,ヤゴの抜け殻,ツマキホソハマキモドキ,カタツムリのフン,イセノナミマイマイ,スモモ,ヤガの仲間,オオクチブトゾウムシ,ミドリシジミの卵,キクイモ,ドロバチの仲間,ツバキ,チャドクガ,オオウラジロ,カメノコハムシの仲間の幼虫, オニグモ(ズグロオニグモ?),ロウバイ,アキニレ,コムラサキ,ノコギリクワガタ,クロスズメバチ,オジロアシナガゾウムシ,スジベニコケガ,ヒメジオン,ニホンアカガエル,側溝に落ちたミミズ,ネジバナ,ヤママユの幼虫,スイカズラ,アサマイチモンジの幼虫,セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ,ギシギシ,カシワマイマイの蛹,シャクガの仲間,ヌマガエル
 

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2018-6-24 15

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